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- 生産工程
Production
溶融亜鉛めっきの加工工程
Hot-dip galvanizing process
徹底した工程管理のもとに、高品質な製品が生まれています。
High-quality products are made under careful process contorol.
品質の高い製品を生むために、常に管理された加工工程が必要となります。
あらゆる素材の形状、寸法、用途に応じて最適な方法を選択し、より良いめっき製品を作り出します。
また当社ではJIS H8641溶融亜鉛めっきに基づきめっきを行います。
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受け入れ
普通トラックによる陸送で、トラックより常設のクレーンにて屋外ヤードに受け入れます。また、送り状により現品と照合します。
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受け入れ
検査各ロットについて得意先または、メーカー別に受け入れ、その数量、外観の状態(表面状態、亜鉛抜きやエアー抜き孔、形状、歪等々の異常)を点検します。
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前処理
セット製品ごとを番線、治具等を使用し、製品同士の接触を無くし、無駄なく洗浄できるようにセットします。
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脱脂
鉄鋼表面に付着している油脂類を、加温した約15%程度のアルカリ水溶液に浸漬して取り除きます。
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水洗
素材表面に付着している脱脂液を洗い流します。
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酸洗
表面上に付着している鉄さびを除去するため、塩酸を4~15%に希釈した酸洗水溶液に浸漬します。
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水洗
素材表面に付着している酸洗液を洗い流します。
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フラックス
処理めっきまでの一時的なさびの発生を抑え、鉄と亜鉛の合金反応を促進させるため、加温した塩化亜鉛アンモニウム水溶液に浸けて、素材表面にフラックス皮膜を形成させます。
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めっき
セットめっき浴へ浸漬するためにチェーン等の吊り具に替えてめっきセットを行います。
めっきセットは亜鉛浴中へ浸漬と引き上げが最もスムーズになるように亜鉛抜き、エアー抜き孔の位置、たれが切れやすい形を十分考慮します。 -
めっき
製品を約445度の溶融亜鉛浴中へ浸漬させ、めっき皮膜を形成させます。その後、浴表面の酸化物を灰かき棒で除去し、きれいな亜鉛浴面からめっきウインチにて引き上げます。
素材の材質、形状や膜厚などに対応するべく、最適なめっき方法を選択します。 -
冷却
めっき引き上げ後、温水で冷却します。鉄と亜鉛の合金反応を止め、安定しためっき皮膜をつくります。
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検査
めっき外観の確認と合わせて得意先と数量を確認し、計量を行います。また、必要に応じ、膜厚試験を行います。
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仕上げ
手入れ可能な個所をやすり、ペーパーサンダー等を用いて仕上げを行います。補修箇所は高濃度亜鉛末塗料でタッチアップを行います。
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出荷
出荷伝票に基づき、トラックへクレーンやフォークリフト等により積込します。
めっき可能サイズ
単位:mm
長さ(L) | 横幅(W) | 深さ(D) | |
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めっき槽 | 12,500 | 1,550 | 2,100 |
めっき可能 寸法 |
12,300 | 1,450 | 1,800 |
※めっき可能サイズを超える場合でも、二度漬け方法にてめっき可能な場合がございますので、お気軽にお問い合わせください。